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岡村孝子『私の中の微風』

私の中の微風私の中の微風
(1986/07/02)
岡村孝子

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01.見送るわ
02.微風
03.美辞麗句
04.夏の日の午後
05.はぐれそうな天使
06.Baby,Baby
07.ラスト・シーン
08.ひとりごと
09.今日も眠れない

岡村孝子さん2枚目の作品。
(5)がCM曲に起用され、ソロとしての知名度が高まっていた時期に作られたものである。

全体的に「自分探し」を主題としているのは前作と変わらない。
ただ、前作以上に「暗い」という印象を持ってしまった。
デビュー前に書き貯められていた前作の楽曲より、デビュー後に作られた今作の楽曲の方が「あみん」的であると言えば良いのだろうか。

明るいメロディの中に「恨み」を綴った前作に対して、今作ではトーンの低いサウンドに「後悔」や「もどかしさ」の世界観が描かれている。
ソロ活動を望む声に応えてデビューしたものの、様々な声に戸惑い悩んでいた(と思われる)当時の心境が、歌詞を通じて感じさせられる。
それでも心の強さというか、前向きさを思わせてくれるのが岡村さんの楽曲の魅力だと思う。

この作品の最大の特徴は(5)である。
来生たかおさんの同曲のカバーであるが、先のようにソロとしての知名度を高めた曲であると同時に、岡村さん唯一のカバー曲でもある。
原曲の良さを残しながらも岡村さんなりの解釈を加えている点が素晴らしい。
あみん時代自作の曲に拘った岡村さんが何故歌ったのか定かではないが、一応は代表曲の一つに数えられている。

この記事を書きながら1曲1曲を聴いていると、完成度の高さは中々である。
ただ、岡村さんの作品の中では最後の方に聴き始めた(=他の作品を聴いた上でこの作品に触れた)ので「暗さ」が余計に目立ってしまった。
初めて聴くと多少の違和感を覚えてしまうかも知れない。

レーベルファンハウス
筆者の評価★★★★☆
ベスト306.Baby,Baby
02.微風
05.はぐれそうな天使
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テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

岡村孝子『夢の樹』

夢の樹夢の樹
(1985/10/19)
岡村孝子

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01.風は海から
02.冷たい雨
03.一人息子
04.見返してやるんだわ
05.雨の街
06.ピエロ
07.煙草
08.砕ける波に…
09.夢の樹

「あみん」の岡村孝子さんのソロデビューアルバム。
「待つわ」がヒットした翌年にあみんの活動は休止してしまうが、歌手活動を続けてほしいという声が多数寄せられたためにソロデビューすることになったそうだ。

岡村さんの曲は「夢をあきらめないで」に代表されるような応援歌的な歌詞が特徴であるが、初期の作風は正反対の印象を受ける。
特にこの作品は、「自分探し」の内容が多いように感じられる。
自分らしく生きるために、相手によく見られるために、自分はどう振る舞えば良いのだろう。
一度は休止した歌手活動を再開するにあたり自身は色々と悩んだそうで、その時の心境が歌詞に表われているのかも知れない。

そういう本人の心境もあってか、歌詞内容自体はどちらかと言えば暗めである。
しかし、全体を聴き通していると暗さは感じられなかった。
曲調やフレーズの選び方も理由として考えられるが、迷い悩みながらも絶えず希望や夢を持ち続けている岡村さん自身の考え方、生き方が感じられるからだと思う。
その点は、作風が変われど変わらない岡村さんの曲の魅力だと思う。

レーベルファンハウス
筆者の評価★★★★★
ベスト306.ピエロ
04.見返してやるんだわ
03.一人息子

テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

点滅男

Author:点滅男
岐阜県に在住の'91年組の男。
中学時代に懐メロに出会う。車を手にして以降は、東海3県の中古CD店を駆け回っている。同年代の友人に対してカラオケの選曲でジェネレーションギャップ感じがち。

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